Lenovo ThinkCentre M70s Gen 6 2024
最大5.2GHzで動作する20コアのIntel Core Ultra 7 265と32GB DDR5メモリをSFF筐体に搭載し、AI処理を含む高負荷な業務を省スペースで実現します。前面と背面に合計9基のUSBポートやDisplayPort、HDMI 2.1を備え、拡張性とマルチディスプレイ対応に優れています。vPro対応のWindows 11 Proにより、集中管理が必要な企業の一般業務やデータ分析用途に最適です。
概要
30秒まとめ
静かで高速、そして信頼性抜群のオフィスの戦士。ただし、GPUに期待するな。そして、定価で買うな。Neweggで最安値を探せ。
メリットとデメリット
長所
- Core Ultra 7 265はオフィス用途では完全にオーバースペックで快適 90th
- 32GB DDR5メモリ標準搭載はビジネスPCとして非常に太っ腹 89th
- SFF筐体なのにポートが豊富で、レガシーなDVDドライブも健在 83rd
- Wi-Fi 6E対応で、オフィスの無線環境でも高速通信が可能 71st
短所
- 統合GPUが非力で、クリエイティブ系の作業には全く向かない
- 260W電源は拡張性をほぼ考慮しておらず、GPU増設は絶望的
- 512GB SSDはこの価格帯では物足りない。最初から1TB欲しい
- 価格が販売店によって$546もバラついており、買い物に注意が必要
実証データ
パフォーマンス
Core Ultra 7 265は、私たちのデータベースで見てもCPU性能が上位10%に入る優秀なチップだ。実際の使用感としては、大量のブラウザタブやOfficeアプリ、ビデオ会議を同時に開いても、ファンが慌てて回り出すようなことはまずない。驚いたのは、このクラスのビジネスPCで32GBものDDR5メモリを標準搭載している点。メモリ不足を心配する必要はほぼないだろう。ただ、統合グラフィックスはあくまで画面出力用で、3Dレンダリングや動画編集のような負荷をかけると、すぐに限界が見える。CPUのポテンシャルをGPUが足を引っ張っている印象だ。
スペック
全スペック一覧
Processor
| CPU | Intel Core Ultra 7 265 |
| Cores | 20 |
| Frequency | 2.4 GHz |
| L3 Cache | 30 MB |
Graphics
| GPU | Intel Graphics |
| Type | Integrated |
Memory & Storage
| RAM | 32 GB |
| RAM Generation | DDR5 |
| Storage | 512 GB |
| Storage Type | NVMe SSD |
Build
| Form Factor | sff |
| PSU | 260 |
| Weight | 5.1 kg / 11.2 lbs |
Connectivity
| USB-C Ports | 1 |
| USB Ports | 8 |
| HDMI | 1x HDMI 2.1 |
| DisplayPort | 2x DisplayPort 1.4a |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
| Ethernet | Gigabit Ethernet |
System
| OS | Windows 11 Pro |
競合製品との比較
比較対象として面白いのは、同価格帯にひしめく異種格闘技戦だ。HP Omen 45LやASUS ROG GM700TZのようなゲーミングPCは、GPU性能でM70sを圧倒するが、その分デカくてうるさい。純粋なCPU処理能力と省スペース性を求めるならM70sに軍配が上がる。一方、Apple Mac Studio M4 Maxは、クリエイティブ性能では別次元だが、価格もOSも全く異なる。Windowsで、静かで、信頼性の高い業務マシンが欲しいなら、M70sはゲーミングPCやMacのどちらとも違う、明確な答えになる。
| Spec | Lenovo ThinkCentre M70s Gen 6 | HP OMEN GT22-3080 | Dell Tower Plus EBT2250 | ASUS Republic of Gamers GM700TZ-BS978 | Apple Mac Studio M4 Max | MSI MEG Vision X AI VisXAI2NVZ9045 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 7 265 | Intel Core Ultra 7 265K | Intel Core Ultra 7 265 | AMD Ryzen 9 9950X | Apple M4 Max | Intel Core Ultra 9 |
| RAM (GB) | 32 | 32 | 32 | 64 | 36 | 64 |
| Storage (GB) | 512 | 2048 | 3000 | 2048 | 512 | 2048 |
| GPU | Intel Graphics | NVIDIA GeForce RTX 5080 | NVIDIA GeForce RTX 5060 | AMD Radeon RX 9070 XT | Apple M4 Max 32-core | NVIDIA GeForce RTX 5090 |
| Form Factor | sff | mid-tower | mid-tower | desktop | sff | mid-tower |
| Psu W | 260 | 850 | 460 | 850 | - | 1300 |
| OS | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro | Windows 11 Home | Windows 11 Home | macOS | Windows 11 Pro |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| 製品 | CPU | GPU | RAM | ポート | ストレージ | 信頼性 | ユーザー評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Lenovo ThinkCentre M70s Gen 6 | 89.6 | 47.3 | 82.5 | 89 | 42.3 | 70.6 | 54.6 |
| HP OMEN GT22-3080 Compare | 96 | 89 | 78.8 | 93.3 | 91.6 | 70.6 | 87.2 |
| Dell Tower Plus EBT2250 Compare | 89.6 | 73.2 | 78.8 | 97 | 95.7 | 70.6 | 99.1 |
| ASUS Republic of Gamers GM700TZ-BS978 Compare | 98.8 | 79.6 | 93.9 | 97.3 | 91.6 | 38 | 74.2 |
| Apple Mac Studio M4 Max Compare | 85.6 | 66.7 | 69.4 | 94.5 | 31.7 | 99.3 | 99.9 |
| MSI MEG Vision X AI VisXAI2NVZ9045 Compare | 97.5 | 90.8 | 97.4 | 98.2 | 91.6 | 38 | 87 |
価格
コストパフォーマンス
この製品の最大の落とし穴は価格だ。販売店によって$1943から$2489と、実に$546もの開きがある。Neweggでの最安値を見つけられれば、最新のCore Ultra 7と32GBメモリを積んだビジネスPCとして十分なコストパフォーマンスと言える。しかし、上限価格に近い金額を払うくらいなら、よりストレージの多いモデルや、ディスプレイ付きのノートPCを検討した方が賢いかもしれない。買うなら、必ず複数店舗で価格を比較してほしい。
Newegg 1件の価格 最安 $2,489
B&H Photo 1件の価格 最安 $2,169
Price History
詳細情報
概要
LenovoのThinkCentre M70s Gen 6は、AI時代のオフィスワークを静かに、そして確実にこなすためのマシンだ。一番のポイントは、最新のIntel Core Ultra 7 265をこのコンパクトなSFF筐体に詰め込み、32GBのDDR5メモリと高速NVMe SSDを組み合わせたバランスの良さ。ゲーム用ではないし、クリエイティブワークの怪物でもない。これは純粋に、毎日の業務をストレスなく、高速に処理するための「道具」だ。
派手さはないが、Wi-Fi 6Eや豊富なUSBポート、そして今どき珍しいDVDドライブまで内蔵しているあたり、企業の現場や「とにかく確実に動くPCが欲しい」という個人に刺さる構成になっている。価格帯にはかなり幅があるが、この堅実な作りと最新CPUのパワーを考えれば、オフィスの主力機として十分に検討する価値がある。
よくある質問
Q: メモリは後から増設できるの?
できるよ。32GBが最初から載ってるから、普通のビジネス用途なら増設が必要になることはまずないと思うけど、空きスロットがあるから必要になったら自分で足せる。
Q: 動画編集にも使える?
正直、やめておいたほうがいい。CPUは速いんだけど、グラフィックがCPU内蔵の非力なやつだから、プレビューがカクついたり、書き出しにやたら時間がかかったりする。動画編集がメインなら、専用GPUが載ったマシンを探そう。
Q: ゲームはどのくらいできる?
ソリティアや2Dのインディーゲームなら快適だけど、3Dゲームはほぼ無理だと思って。このPCのゲームスコアは15.4/100で、これは「ゲーム用ではない」というはっきりした意思表示だよ。
おすすめできない人
もしあなたがゲーマーだったり、動画編集や3Dモデリングをするクリエイターなら、このPCは完全に選択肢から外れる。GPUが足を引っ張りすぎている。同じ予算でHP Omen 45Lのようなゲーミングデスクトップを買えば、作業も遊びも格段に快適になる。省スペース性を捨ててでも、専用GPUを手に入れるべきだ。
総評
Lenovo ThinkCentre M70s Gen 6は、派手なベンチマークスコアを競うマシンではない。毎日朝から晩まで、静かに、確実に、そして高速に仕事をこなすための信頼できるパートナーだ。最新CPUと潤沢なメモリで、今後数年間は買い替えを心配する必要はないだろう。ただし、それはNeweggあたりで最安値に近い価格で手に入れた場合の話。上限価格で買うのは、はっきり言って損だ。価格を見極められるなら、これほど堅実なビジネスデスクトップは少ない。