Canon L-series EF 11-24mm f/4L USM 11-24mm
11mmの超広角域をカバーするズームレンズで、4枚の非球面レンズと2枚のUDレンズにより歪曲を抑え、周辺まで均一な描写を実現します。防塵防滴の堅牢なLシリーズらしいビルドクオリティと、SWCおよびASCコーティングによるフレア・ゴーストの抑制が際立ちます。建築物や広大な風景を隅々までシャープに捉えたいプロフェッショナルに最適です。
概要
30秒まとめ
11mmの超広角域で、歪みを極限まで抑えた光学性能はまさにトップ・オブ・ザ・チャート。172件のユーザーレビュー全てが5つ星というのも納得の描写力だ。ただし、手ブレ補正はなく、重さ1180g、価格も$1999~と、全てをこの画角に捧げたマニアックな1本。
メリットとデメリット
長所
- 11mmの超広角でも歪みが極めて少ない、トップレベルの光学性能 99th
- AFは94パーセンタイルと高速・高精度で、動体にも対応できる 95th
- 防塵防滴のLレンズらしい堅牢なビルドクオリティ 94th
- フッ素コーティングでレンズ表面の汚れや水滴に強い 75th
- 172件のユーザーレビューで満点評価を得ている圧倒的な信頼感
短所
- 手ブレ補正非搭載で、手持ち撮影ではブレに注意が必要
- F4の開放絞りは、ボケや暗所性能では24パーセンタイルと平凡
- 重量1180gと重く、気軽に持ち出すレンズではない
- 価格帯が$1999~$3299と非常に高価で、手が出しにくい
- フィルター径75mmと特殊で、フィルターワークに制約がある
オーナーの声
ユーザーの声
購入者の評価が時間とともにどう変化したか
独自顧客が実際にレビューを書いた時期に基づいています。発売当初の高評価が続いたかどうかがわかります。
日付のある顧客レビュー 55 件を暦四半期ごとに集計しています。期間別の分析は英語です。
実証データ
パフォーマンス
このレンズの真骨頂は、何と言っても11mmという超広角域での圧倒的な描写力だ。4枚の非球面レンズとUDレンズ2枚を含む16枚11群の光学系は、周辺部まで驚くほどシャープで、歪みも極めて少ない。私たちのデータベースで見ても、この光学性能はまさにトップ・オブ・ザ・チャート。AFもリングUSMのおかげで高速かつ静かで、94パーセンタイルという高い評価を得ている。風景や建築のような静的な被写体だけでなく、動きのあるシーンでもストレスは感じないだろう。ただ、手ブレ補正は非搭載で、この点は36パーセンタイルと明らかに弱い。三脚使用が前提のレンズと言える。
スペック
全スペック一覧
Optics
| Type | Zoom |
| Focal Length Min | 11 |
| Focal Length Max | 24 |
| Elements | 16 |
| Groups | 11 |
| Aspherical Elements | 4 |
| ED Elements | 2 |
| Coating | SWC, Air Sphere, and Fluorine Coatings |
Aperture
| Max Aperture | f/22 |
| Min Aperture | f/4 |
| Constant | Yes |
| Diaphragm Blades | 9 |
Build
| Mount | Canon EF |
| Format | full-frame |
| Weather Sealed | Yes |
| Weight | 1.2 kg / 2.6 lbs |
| Filter Thread | 75 |
AF & Stabilization
| AF Type | USM |
| Stabilization | No |
Focus
| Min Focus Distance | 280 |
| Max Magnification | 1:6.25 |
競合製品との比較
競合を見渡すと、このレンズのポジションは極めて特殊だ。SigmaやTamronの高倍率ズーム、例えば16-300mm F3.5-6.3などは、焦点距離の守備範囲では圧勝するが、11mmという画角と、その画角での光学性能では全く太刀打ちできない。SonyのG Master SEL70200GM2はF2.8通しでボケと暗所性能では優位だが、焦点距離が全く異なる。このCanonは、超広角域での最高画質だけを追求した、唯一無二の選択肢だ。汎用性を捨ててでも、11mmの圧倒的なパースペクティブが欲しいかどうか、それが全てだ。
| Spec | Canon L-series EF 11-24mm f/4L USM 11-24mm | Tamron Di III VC 28-300mm f/4-7.1 VXD | Sigma Contemporary 18-50mm f/2.8 DC DN | Nikon NIKKOR Z 17-28mm f/2.8 | Panasonic Leica DG Vario-Elmarit H-ES12035 | Sony E 18-135mm f/3.5-5.6 OSS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Focal Length | 11-24mm | 28-300mm | 18-50mm | 17-28mm | 12-35mm | 18-135mm |
| Max Aperture | f/22 | f/4 | f/2.8 | f/2.8 | f/2.8 | f/3.5 |
| Mount | Canon EF | Sony E | Sony E | Nikon Z | Micro Four Thirds | Sony E |
| Stabilization | false | true | false | false | true | true |
| Weather Sealed | true | true | true | true | true | false |
| Weight (g) | 1180 | 610 | 290 | 450 | 306 | 326 |
| AF Type | USM | VXD linear motor | stepping motor | Stepping Motor | Autofocus | Linear motor |
| Lens Type | zoom | zoom | zoom | zoom | zoom | zoom |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| 製品 | AF | Bokeh | Build | Macro | Optical | Aperture | Versatility | ユーザー評価 | Stabilization |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Canon L-series EF 11-24mm f/4L USM 11-24mm | 94.5 | 22.9 | 24.3 | 74.3 | 93.9 | 20.1 | 74.8 | 98.5 | 36.8 |
| Tamron Di III VC 28-300mm f/4-7.1 VXD Compare | 98.1 | 77.4 | 65.3 | 85 | 96.8 | 65.7 | 97.8 | 55.7 | 82.5 |
| Sigma Contemporary 18-50mm f/2.8 DC DN Compare | 87.2 | 81.5 | 86.7 | 90.8 | 82.5 | 83.6 | 78.5 | 89.9 | 36.8 |
| Nikon NIKKOR Z 17-28mm f/2.8 Compare | 87.2 | 86.7 | 76 | 85 | 88.4 | 83.6 | 68.1 | 70.2 | 36.8 |
| Panasonic Leica DG Vario-Elmarit H-ES12035 Compare | 53.6 | 81.5 | 86.1 | 50.7 | 86.7 | 83.6 | 80.5 | 85.5 | 96.9 |
| Sony E 18-135mm f/3.5-5.6 OSS Compare | 98.1 | 74.9 | 73.3 | 40.1 | 78.9 | 77 | 95.8 | 89.9 | 82.5 |
価格
コストパフォーマンス
このレンズの価格は、販売店によって$1999から$3299と、実に$1300もの開きがある。この価格差は異常だ。最安値の$1999で手に入れられるなら、光学性能とビルドクオリティを考えれば、プロにとっては十分に投資価値がある。しかし、$3000を超える価格帯では、そのコストパフォーマンスは急激に悪化する。購入前に複数の販売店を徹底的に比較することを強く勧める。
詳細情報
概要
CanonのEF 11-24mm f/4L USMは、私たちのデータベースでもトップクラスの評価を得ている超広角ズームだ。特に光学性能は93パーセンタイルと、文句なしのトップレベル。歪みを徹底的に抑えた11mmの画角は、建築や風景を撮る人間にとっては、まさに唯一無二の武器になる。開放F4の明るさは、このクラスでは標準的だが、その分、描写の均一性とシャープさに全振りした設計だ。
よくある質問
Q: F4通しだと、暗い場所での撮影は厳しいですか?
正直なところ、F4は開放絞りとしては明るい部類ではありません。私たちのデータベースでも、絞り性能は24パーセンタイルと平凡です。夜景や室内の手持ち撮影では、ISO感度を上げるか、三脚の使用が必須になるでしょう。手ブレ補正も非搭載なので、暗所での手持ちはかなり厳しいです。
Q: 11mmと12mmの違いは、実際どれほどのものですか?
数字以上に、その差は大きいです。11mmは12mmに比べて、画角が約5度以上広がります。これは、特に狭い室内や、広大な風景をフレームに収めたい時に決定的な差になります。競合の12-24mmズームでは絶対に得られないパースペクティブが、このレンズの最大の存在価値です。
Q: フィルターは問題なく使えますか?
注意が必要です。このレンズは前玉が大きく突出しており、通常のフィルターは装着できません。リアスロットにゼラチンフィルターを装着する方式ですが、広角端で後群レンズが後退するため、フィルターが干渉して破損するリスクがあります。メーカーも11mmでのフィルター使用を推奨していません。フィルターワークを重視するなら、大きな制約になります。
おすすめできない人
このレンズは、気軽にスナップを楽しみたい人や、旅行用に1本で済ませたい人には絶対におすすめしない。重量1180gは持ち歩くだけで疲れるし、手ブレ補正もない。何より、ポートレートの評価は48.2ポイントと、私たちのデータベースでも最低レベルだ。人物を美しく撮りたいなら、素直にF2.8や単焦点の広角を選んだ方が幸せになれる。このレンズは、11mmという画角に全てを捧げる覚悟がある人のための、特殊な道具だ。
総評
Canon EF 11-24mm f/4L USMは、妥協なき超広角ズームを求めるプロフェッショナルのためのレンズだ。建築写真や風景写真において、その歪みの少なさと周辺までのシャープさは、他のレンズの追随を許さない。手ブレ補正がなく、F4と暗めで、重く、そして高価だ。しかし、その弱点を補って余りある唯一無二の画角と光学性能を持っている。11mmが必要なのか、ただの広角で十分なのか。その答えが出せるなら、買うべきかどうかも自ずと決まるだろう。