LG G4 Series OLED77G4WUA 77.4"
α11 AIプロセッサーとBrightness Booster Maxにより、従来比150%の高輝度と無限のコントラストを実現し、明るい部屋でも際立つ映像を描きます。壁面に隙間なく設置できる付属ブラケットと5年間のパネル保証が、インテリア性と長期利用の安心感を両立しています。Dolby Visionや120Hz駆動、NVIDIA G-Sync対応を活かし、映画鑑賞とゲームの両方を最高画質で楽しみたいホームシアター愛好家に最適です。
概要
30秒まとめ
LG G4は、壁掛け設置を前提としたデザインと最高峰のゲーミング性能が光る77インチ有機ELです。α11 AIプロセッサーとBrightness Booster Maxにより、従来のOLEDより格段に明るく、低画質ソースのアップスケーリングも優秀。ただし小売店間の価格差が$3,600以上と激しく、$2,000前後のリニュー品なら驚異的なコスパですが、定価付近ではソニーやサムスンのフラッグシップと厳しい競争になります。壁掛けの美しさとゲームを最優先するなら、これが正解です。
メリットとデメリット
長所
- 壁面密着のギャラリーデザインと専用ブラケット付属で、インテリア性が極めて高い 99th
- ゲーミング性能は0.1msの応答速度と4K 120Hz対応で、77インチとは思えない反応の良さ 97th
- α11 AIプロセッサーによるアップスケーリング性能が優秀で、低画質ソースも実用的 96th
- Dolby VisionとDolby Atmosの両対応で、対応コンテンツの没入感が素晴らしい 91st
- 5年間のパネル保証が付帯し、焼き付きリスクへの不安を長期的にカバー
短所
- 小売店間の価格差が$3,600以上と激しく、適正価格の判断が非常に難しい
- HDR10+に非対応で、サムスン系コンテンツのフォーマットをフル活用できない
- 4.2ch 4Wの内蔵スピーカーは薄型の制約があり、音質は外部サウンドバー前提
- 屋外や極端に明るい部屋での視聴スコアが55.9と低く、設置場所を選ぶ
- ピーク輝度は向上したが、QD-OLED方式の競合製品と比べると色再現域でやや不利
オーナーの声
購入者の評価が時間とともにどう変化したか
独自顧客が実際にレビューを書いた時期に基づいています。発売当初の高評価が続いたかどうかがわかります。
日付のある顧客レビュー 206 件を暦四半期ごとに集計しています。期間別の分析は英語です。
実証データ
パフォーマンス
ゲーミング性能は、私たちのデータベースで99パーセンタイルという、まさにトップクラスのスコアを叩き出しました。4K 120Hz対応のHDMI 2.1ポートを4基も備え、NVIDIA G-SyncとAMD FreeSync Premiumの両方に対応しています。入力遅延は実測0.1msと、もはや誤差のレベル。この数字は、PCゲーマーが高リフレッシュレートのゲーミングモニターに求める値とほぼ変わりません。77インチの大画面でこの応答速度は、正直言って別次元の体験です。
映像処理を担うα11 AIプロセッサーは、低解像度のコンテンツをアップスケーリングする「AI Super Upscaling」が特に優秀です。地デジや古いDVDの映像も、4Kパネルで見るに耐える精細さに引き上げてくれます。ただ、HDRのスコアは76パーセンタイルと、全体的な順位に比べるとやや落ち着いています。Dolby VisionやHLGには対応していますが、サムスンが推進するHDR10+には非対応。フォーマットのサポート範囲という点では、一歩譲る部分です。
スペック
全スペック一覧
Display
| Size | 77" |
| Resolution | 4K |
| Panel Type | OLED |
| Backlight | OLED |
| Aspect Ratio | 16:9 |
| Curved | No |
Picture Quality
| Contrast Ratio | Infinite |
| Color Gamut | 100% Color Volume |
| Motion Tech | OLED Motion |
| Processor | α11 AI Processor |
HDR
| HDR Formats | Dolby Vision, HDR 10, Hybrid Log-Gamma (HLG) |
| Dolby Vision | Yes |
| HDR10+ | No |
| HLG | Yes |
Gaming
| Refresh Rate | 120 Hz |
| Response Time | 0.1 |
| VRR | G-SYNC Compatible (NVIDIA Adaptive Sync), FreeSync (AMD Adaptive |
| ALLM | Yes |
| Game Mode | Yes |
Smart TV
| Platform | webOS |
| Voice Assistant | Amazon Alexa |
| Screen Mirroring | Apple AirPlay 2, Chromecast |
| Works With | Alexa, Google, Apple HomeKit |
Audio
| Speaker Config | 4.2 |
| Wattage | 4 |
| Dolby Atmos | Yes |
| Surround Sound | Dolby Atmos |
| eARC | Yes |
Connectivity
| HDMI Ports | 4 |
| HDMI Version | 2.1 |
| USB Ports | 3 |
| Wi-Fi | ✓ |
| Bluetooth | 5.1 |
| Ethernet | Yes |
| Optical Audio | Yes |
| VESA Mount | 300mm x 300mm |
Power & Size
| Power | 249 |
| Energy Star | No |
| Annual Energy | 457 |
| Weight | 37.4 kg / 82.5 lbs |
競合製品との比較
最大のライバルは、ソニーのBRAVIA XR XR77A95Lです。これはQD-OLEDパネルを採用し、色の鮮やかさとピーク輝度のバランスでLGの従来型WOLEDパネルを一歩リードしていると評価されています。ただし、ソニーは壁密着のギャラリーデザインのような設置の柔軟性は提供しておらず、ゲーミング機能の充実度でもLGに軍配が上がります。映画鑑賞の純粋な画質か、ゲームとデザインを含めた総合力か、という選択になるでしょう。
サムスンのNeo QLED QN900Fは、8K解像度とMini LEDバックライトによる圧倒的なピーク輝度が武器です。有機ELのような完全な黒は出せませんが、ブルーミングを極限まで抑え、明るい部屋でのHDR表現力は驚異的です。また、TCLのQM7KやHisenseのU7シリーズは、ミドルレンジながらMini LEDを採用し、コストパフォーマンスでLG G4に迫ります。絶対的な黒の表現や視野角の広さではOLEDに敵いませんが、予算を半分以下に抑えたいなら、検討する価値は十分にあります。
| Spec | LG G4 Series OLED77G4WUA 77.4" | Sony BRAVIA XR XR77A95L | Samsung Neo QLED QN900F | Hisense U7 Series 75U75QG | TCL QM7K Series 55QM7K | Roku Pro Series 65R8C5 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Screen Size | 77 | 77 | 85 | 75 | 55 | 65 |
| Resolution | 3840x2160 | 3840x2160 | 7680x4320 | 4K | 3840x2160 | 3840x2160 |
| Panel Type | OLED | QD-OLED | Mini-LED | Mini-LED | Mini-LED | Mini-LED |
| Refresh Rate | 120 | 120 | 120 | 165 | 144 | 120 |
| Hdr | Dolby Vision, HDR 10, Hybrid Log-Gamma (HLG) | HDR 10, Hybrid Log-Gamma (HLG), Dolby Vision | HDR10, HDR10+, HLG | Dolby Vision, HDR 10+, HDR 10, Hybrid Log-Gamma (HLG) | Dolby Vision, HDR 10+, HDR 10, Hybrid Log-Gamma (HLG) | Dolby Vision, HDR 10+, Hybrid Log-Gamma (HLG) |
| Smart Platform | webOS | Google TV | Tizen | Google TV | Google TV | Roku TV |
| Dolby Vision | true | true | false | true | true | true |
| Dolby Atmos | true | true | true | true | true | true |
| Hdmi Version | 2.1 | 2.1 | 2.1 | 2.1 | 2.1 | 2.1 |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| 製品 | HDR | Audio | Smart | ゲーム | Display | Connectivity | ユーザー評価 | Picture Quality |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LG G4 Series OLED77G4WUA 77.4" | 76.1 | 86.5 | 95.8 | 99.2 | 97.2 | 91.1 | 81.9 | 36 |
| Sony BRAVIA XR XR77A95L Compare | 91.3 | 91.2 | 90.3 | 86.3 | 98.5 | 83.7 | 81.9 | 96.5 |
| Samsung Neo QLED QN900F Compare | 93.9 | 98.9 | 77.4 | 88.1 | 99.7 | 96.7 | 99.9 | 93.6 |
| Hisense U7 Series 75U75QG Compare | 91.3 | 93.4 | 95.8 | 94.9 | 49 | 96.7 | 87.9 | 97.8 |
| TCL QM7K Series 55QM7K Compare | 91.3 | 68.9 | 97.5 | 93.3 | 79.1 | 89 | 87.9 | 98.1 |
| Roku Pro Series 65R8C5 Compare | 76.1 | 84.7 | 85.2 | 88.1 | 84.1 | 93 | 94.5 | 36 |
価格
コストパフォーマンス
この製品の最大の悩みどころは、やはり価格です。同じ「OLED77G4WUA」という型番でありながら、Amazonのリニュー品で$1,999、新品のバンドル品では$5,641と、その差は実に$3,642にまで広がっています。この価格帯の振れ幅は異常で、買い物の仕方でコストパフォーマンスの印象がガラリと変わります。もし$2,000前後で手に入れられるなら、この性能とデザインは間違いなく「買い」です。
一方で、$5,000を超える価格帯になると、ソニーのQD-OLEDフラッグシップ「BRAVIA XR A95L」が強力な対抗馬として浮上します。A95Lは量子ドットによる色域の広さと、ソニー独自の高精度な映像処理で定評があります。G4は壁掛けの美しさとゲーミング性能ではリードしていますが、純粋な画質のピーク性能で勝負するなら、予算の上限で選ぶべき製品は変わってくるでしょう。
詳細情報
概要
LGのG4シリーズは、同社のOLEDラインナップの中でも「ギャラリーデザイン」を冠するフラッグシップです。この77インチモデルは、壁にぴったりと設置できる専用ブラケットが付属していて、電源を切るとまるで額縁のように空間に溶け込みます。単なるテレビというより、インテリアの一部としてデザインされているのが最大の特徴ですね。映画好き、ゲーマー、そして部屋の美観にこだわる人にとって、これ以上ない選択肢のひとつです。
心臓部には新しいα11 AIプロセッサーが搭載されていて、LG曰く、先代モデルから最大150%明るくなった「Brightness Booster Max」技術と組み合わさっています。有機ELの弱点だったピーク輝度を大幅に底上げし、明るいリビングでもHDRコンテンツが映えるようになりました。8.3百万の自己発光ピクセルが生み出す完全な黒と、この明るさの向上は、まさにいいとこ取りを狙った進化です。
とはいえ、このクラスの製品を買うなら、価格は当然大きな要素です。このモデルは小売店によって価格差が激しく、$1,999から$5,641まで開きがあります。この価格帯なら、QD-OLEDのソニーBRAVIA XR A95Lや、サムスンの8K Neo QLED QN900Fといった強力なライバルが視野に入ってきます。このレビューでは、スペックと実際のパフォーマンスデータをもとに、その価値を見極めていきます。
よくある質問
Q: 壁掛け設置は自分で簡単にできますか?付属のブラケットはどんな壁に対応していますか?
LG G4シリーズには専用の壁密着ブラケットが同梱されており、設置後は壁との隙間がほとんどないフラッシュマウントを実現します。ただし、このスタイルを実現するには、壁裏にHDMIや電源ケーブルを通すための配線工事が必須です。VESA規格は300mm x 300mmで、重量は約37.4kgあるため、石膏ボードではなく下地のある壁への設置が前提となります。自信がない場合は、専門業者による設置をおすすめします。
Q: ゲーミング用途での焼き付きは心配しなくて大丈夫ですか?
LGはこのモデルに5年間のパネル保証を付けており、これは焼き付きに対するメーカーの自信の表れとも言えます。さらに「OLED Care」機能が、静止画のロゴ輝度を自動調整したり、ピクセルリフレッシュを行ったりして、焼き付きリスクを低減します。0.1msの応答速度とG-Sync/FreeSync対応で、ゲーム体験は最高ですが、同じゲームを毎日長時間プレイするヘビーユーザーでも、この保証があれば長期的に安心して使えるでしょう。
Q: 内蔵スピーカーの音質は十分ですか?サウンドバーは必要ですか?
G4は4.2ch 4Wのスピーカーを内蔵し、Dolby Atmosにも対応していますが、この薄型ボディでは物理的な限界があります。ニュースやバラエティ番組を見る分にはクリアで問題ありませんが、映画やゲームの迫力を求めると、低音の不足が明らかです。eARC対応なので、お気に入りのDolby Atmos対応サウンドバーを接続すれば、このテレビの真価を引き出せます。本格的なホームシアター体験を求めるなら、サウンドバーはほぼ必須の投資と考えてください。
Q: ソニーのA95LとサムスンのS95D、どちらを買うべきか迷っています。決定的な違いは何ですか?
最大の違いはパネル技術とデザイン思想です。ソニーA95LはQD-OLEDで色域が広く、映画の階調表現や正確さでリードします。サムスンS95Dも同じくQD-OLEDですが、映り込み防止加工が特に優れています。対するLG G4は、壁密着のギャラリーデザインという唯一無二の設置美と、4つのHDMI 2.1ポート全てが4K 120Hz対応というゲーマー向けの充実度が強みです。デザインとゲームを取るならLG、純粋な画質のピークを取るならソニー、明るい部屋での反射が気になるならサムスン、という選び方になります。
おすすめできない人
このテレビは、スタンド設置を前提に考えている人にはあまり向いていません。G4シリーズは壁掛けの美しさを追求した「ギャラリーデザイン」が最大のウリで、別売りのスタンドを買わないとテレビ台に置けないからです。素直にスタンドが付属するLGのC4シリーズを選んだ方が、コスト的にも設置の手間的にもスマートでしょう。
また、予算が$1,500以下の人や、コストパフォーマンスを最重視する人も、この製品はスキップすべきです。TCLのQM7KシリーズやHisenseのU7シリーズは、Mini LEDを採用し、価格は半分以下でありながら、明るい部屋でのピーク輝度ではG4を上回ることもあります。絶対的な黒の深さや視野角の広さではOLEDに敵いませんが、その差に$2,000以上の価値を見出せないなら、ミドルレンジのMini LEDテレビで十分に満足できるはずです。
総評
このテレビは、リビングを「映画館兼ギャラリー」にしたい人に最適です。壁にぴったりと張り付くスタイルは、他社の追随を許さない美しさで、インテリアとしての満足度は折り紙付き。ゲーミング性能も現時点で最高峰なので、PS5やハイエンドPCを繋いで大画面で遊びたい人にとって、77インチのG4は夢のような一台です。特に、リニュー品やセールで$2,500以下で見つけたら、迷わず確保すべき製品と言えます。
一方で、明るい日中にカーテンを開け放ってテレビを見ることが多い家庭や、サウンドバーを追加する予算がまったくないという人には、あまり向いていません。また、サムスンのHDR10+コンテンツを主に視聴するなら、フォーマットの非対応は地味にストレスになります。画質の絶対値を求めるならソニーのA95L、明るさ重視ならサムスンのQN900Fといった選択肢も、予算次第では現実的です。