Pentax 22210
{ "review": "F2.8の明るさと0.5倍の最大撮影倍率を両立し、ポートレートからクローズアップまで高い描写力を発揮する中判単焦点レンズです。防塵防滴のAW構造とレンズ内手ブレ補正SRを搭載し、屋外や悪天候下でも安定した撮影が可能な堅牢性を備えています。スタジオでのポートレート撮影や、細部の質感表現を求めるプロフェッショナルフォトグラファーに最適です。" }
概要
30秒まとめ
ペンタックス645用の90mm F2.8は、ボケ味が最高クラスでポートレートに最適。手ブレ補正と防滴も頼もしいが、AFは平均的で約1kgの重さがネック。約4500ドル出せる645ユーザーなら買い。
メリットとデメリット
長所
- ボケ味がとにかく美しく、ポートレートで主役を際立たせる。 91st
- F2.8の明るさと手ブレ補正内蔵で、暗所でも手持ち撮影の歩留まりが高い。 88th
- 防塵防滴のAW構造で、屋外の厳しい環境でも気兼ねなく使える。 86th
- 0.5倍のハーフマクロ性能で、花や小物のクローズアップもこなせる。
短所
- 重量が1040gと重く、長時間の手持ち撮影は正直疲れる。
- AF駆動が速くないので、スポーツや動き回る子供には不向き。
- 645マウント専用のため、他のシステムでは一切使えない。
- トラベル用途のスコアが36.6と低く、気軽に持ち出すレンズではない。
実証データ
パフォーマンス
ボケ味は86パーセンタイルと、このクラスではトップクラスの描写を見せる。9枚羽根の円形絞りが生み出す背景のとろけ方は、ポートレート撮影で強力な武器になる。開放F2.8の明るさも84パーセンタイルと優秀で、暗所での撮影や被写体を浮かび上がらせる表現がしやすい。ただ、AF速度は55パーセンタイルと平均的で、動きの速い被写体にはやや頼りない場面もある。光学性能も51パーセンタイルと真ん中あたりで、解像力自体は悪くないが、この価格帯で飛び抜けてシャープというわけではない。
スペック
全スペック一覧
Optics
| Type | Telephoto |
| Focal Length Min | 90 |
| Focal Length Max | 90 |
| Elements | 11 |
| Groups | 9 |
| Coating | HD coating |
Aperture
| Max Aperture | f/2.8 |
| Min Aperture | f/2.8 |
| Constant | Yes |
| Diaphragm Blades | 9 |
Build
| Mount | PENTAX 645 AF2 |
| Format | medium-format |
| Weather Sealed | Yes |
| Weight | 1.0 kg / 2.3 lbs |
| Filter Thread | 67 |
AF & Stabilization
| AF Type | Auto Focus |
| Stabilization | Yes |
| Stabilization Stops | 3.5 |
Focus
| Min Focus Distance | 415 |
| Max Magnification | 0.5X |
競合製品との比較
競合を見ると、ソニーのG Master SEL70200GM2はズームでAFも爆速、汎用性では完全に上だ。タムロン17-70mm F2.8はAPS-C用だが、手頃な価格で手ブレ補正も優秀。ただ、これらのレンズは645フォーマットの画質やボケの質感では太刀打ちできない。このレンズの真のライバルは、同じ645マウントの旧型FAマクロ90mm F2.8あたりで、中古で探せば半額以下で手に入る。新型はコーティングと防滴性能で大きく進化しているが、写りの差だけで倍の予算を正当化できるかは微妙なラインだ。
| Spec | Pentax 22210 | Nikon NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR | Tamron Di III 28-75mm f/2.8 VXD G2 | Sigma Contemporary 10-18mm f/2.8 DC DN | Panasonic Leica DG Vario-Elmarit H-ES12060 | Canon RF 28-70mm f/2.8 IS STM |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Focal Length | 90mm | 18-140mm | 28-75mm | 10-18mm | 12-60mm | 28-70mm |
| Max Aperture | f/2.8 | f/3.5 | f/2.8 | f/2.8 | f/2.8 | f/22 |
| Mount | PENTAX 645 AF2 | Nikon Z | Sony E | Sony E | Micro Four Thirds | Canon RF |
| Stabilization | true | true | false | false | true | true |
| Weather Sealed | true | true | true | true | true | true |
| Weight (g) | 1040 | 315 | 540 | 260 | 320 | 495 |
| AF Type | Auto Focus | stepping motor | VXD | Autofocus | linear motor | STM |
| Lens Type | telephoto | zoom | zoom | zoom | zoom | zoom |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| 製品 | AF | Bokeh | Build | Macro | Optical | Aperture | Versatility | Stabilization |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Pentax 22210 | 54.6 | 88 | 39.1 | 45.4 | 54.9 | 85.7 | 33.6 | 90.8 |
| Nikon NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR Compare | 86.9 | 77.7 | 83.9 | 82.6 | 88.5 | 79.7 | 96.2 | 96.6 |
| Tamron Di III 28-75mm f/2.8 VXD G2 Compare | 54.6 | 88 | 67.2 | 87.3 | 87.8 | 85.7 | 78.2 | 37.9 |
| Sigma Contemporary 10-18mm f/2.8 DC DN Compare | 54.6 | 83.5 | 87.3 | 93.3 | 81.6 | 85.7 | 69.1 | 37.9 |
| Panasonic Leica DG Vario-Elmarit H-ES12060 Compare | 98 | 88 | 83.1 | 50.3 | 90.2 | 85.7 | 93.1 | 83.2 |
| Canon RF 28-70mm f/2.8 IS STM Compare | 86.9 | 25.9 | 70.2 | 80.4 | 85 | 22.6 | 77.1 | 98.5 |
価格
コストパフォーマンス
価格は約4500ドルと、趣味で手を出すにはかなり勇気のいる金額だ。描写やビルドクオリティを考えれば、プロや本気で645システムに投資している人には納得の価格とも言える。ただ、AF性能や光学スコアが価格ほどの圧倒感を伴わないため、コスパで選ぶレンズではない。純正ならではの安心感と画作りにどこまでお金を出せるか、という判断になる。
詳細情報
概要
ペンタックス645システム用の最新中望遠単焦点、D FA 90mm f/2.8 ED AW SRだ。35mm換算で約71mm相当の画角は、ポートレートからクローズアップまで幅広く使える一本で、開放F2.8のボケ味と最新コーティングによるヌケの良さが売りだ。
よくある質問
Q: このレンズはペンタックスKマウントの一眼レフでも使えますか?
いいえ、これはペンタックス645マウント専用設計です。Kマウント機に装着することは物理的にできません。
Q: 手ブレ補正はどの程度効きますか?
ペンタックス独自のSR機構をレンズ内に搭載しており、81パーセンタイルと高い補正力を発揮します。シャッター速度換算で3~4段分程度の効果が見込め、手持ちのマクロ撮影でも頼りになります。
Q: ポートレート以外の用途には向いていますか?
最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ性能があるので、花や静物のクローズアップ撮影にも十分使えます。ただし、重さとAF速度の遅さから、動きものや旅行用としてはおすすめしません。
おすすめできない人
旅行や日常スナップ用に軽快なシステムを求めている人は、このレンズを選んではいけない。1040gの重さは645ボディと組み合わせると2kgを超え、機動力はほぼゼロだ。また、動体撮影がメインなら、AF速度でストレスを感じる場面が多い。素直にソニーやキヤノンの高速AFシステムを検討したほうが幸せになれる。
総評
ペンタックス645でポートレートやスタジオワークをメインにしている人には、文句なしの一押しだ。このボケ味と防塵防滴の安心感は、現場でこそ真価を発揮する。逆に、旅行やスナップ、動体撮影がメインなら、このレンズの良さを活かしきれない。重さとAFの遅さがストレスになる場面が多いだろう。