OM System M.Zuiko Digital ED 12-100mm f/4 IS PRO
24-200mm相当の焦点距離をカバーするこのズームレンズは、全域F4の明るさと5段分の手ブレ補正を備え、IP53等級の防塵防滴構造により悪天候下でも信頼できる光学性能を発揮します。17群11枚の光学設計とZ Coating Nanoがフレアやゴーストを効果的に抑制し、ズーム全域で高い解像力を維持する点が際立ちます。561gの軽量ボディと0.3倍の最大撮影倍率は、過酷な環境で長時間撮影を行う風景写真家やトレッキングフォトグラファーに最適です。
概要
30秒まとめ
汎用性97パーセンタイル、光学性能96パーセンタイル。このOM System 12-100mm f/4は、24-200mm相当をカバーする旅レンズの決定版です。5段分の手ブレ補正とIP53防塵防滴で、悪条件でも手持ちでガンガン撮れます。重さ561gとAFの平均的な性能が唯一の妥協点ですが、画質と利便性を両立したいなら、これ以上はなかなか見つかりません。
メリットとデメリット
長所
- 24-200mm相当をカバーする驚異のズーム域(汎用性97パーセンタイル) 97th
- 光学性能は96パーセンタイル、単焦点に迫るシャープさ 96th
- 5段分の手ブレ補正で手持ち夜景も楽勝(スタビライゼーション96パーセンタイル) 96th
- IP53相当の防塵防滴で悪天候でも安心
- 全域f/4と明るく、ズームしても露出が変わらない
短所
- 561gとマイクロフォーサーズとしては重い部類
- AF性能は平均的で、スポーツや動体撮影には不向き(55パーセンタイル)
- ボケ味は70パーセンタイルと、特別美しいわけではない
- f/4は暗所では限界があり、高感度に頼る場面も
オーナーの声
ユーザーの声
実証データ
パフォーマンス
手ブレ補正はこのレンズの真骨頂です。単体で5段分の補正力を持ち、対応ボディとのSync ISを使えばさらに強力になります。私たちのデータでもスタビライゼーションは96パーセンタイル。手持ちの1/4秒でもビシッと止まる感触は、三脚を持ち歩きたくない旅行者にとっては革命的に感じるでしょう。AFは55パーセンタイルと平均的で、MSC機構のおかげで静かですが、動体への食いつきは最新のリニアモーター搭載レンズに一歩譲ります。とはいえ、風景やスナップがメインなら不満は出ません。最短撮影距離は15cm、最大撮影倍率0.3倍と、簡易マクロ的な使い方もできるので、旅先での料理写真や花のクローズアップにも対応できます。
スペック
全スペック一覧
Optics
| Type | Zoom |
| Focal Length Min | 12 |
| Focal Length Max | 100 |
| Elements | 17 |
| Groups | 11 |
| Aspherical Elements | 3 |
| ED Elements | 5 |
| Coating | Z Coating Nano |
Aperture
| Max Aperture | f/22 |
| Min Aperture | f/4 |
| Constant | Yes |
| Diaphragm Blades | 7 |
Build
| Mount | Micro Four Thirds |
| Format | micro-four-thirds |
| Weather Sealed | Yes |
| Weight | 0.6 kg / 1.2 lbs |
| Filter Thread | 72 |
AF & Stabilization
| AF Type | Autofocus |
| Stabilization | Yes |
| Stabilization Stops | 5 |
Focus
| Min Focus Distance | 150 |
| Max Magnification | 0.3x |
競合製品との比較
Tamron 18-300mm f/3.5-6.3と比べると、望遠端のリーチでは負けますが、全域f/4の明るさと光学性能の高さで圧倒しています。Tamronは便利ズームとしての守備範囲は広いですが、描写のキレやボディとのシンクロ手ブレ補正ではOM Systemに軍配が上がります。Sigma 16-300mmも同様で、超望遠が必要でなければ、画質と防塵防滴性能で12-100mmを選ぶ理由は明確です。Canon RF 28-70mm f/2.8 IS STMは一段明るいですが、ズーム域が狭く、防塵防滴もここまで徹底されていません。旅先での機動力を最優先するなら、このレンズの右に出るものは少ないでしょう。
| Spec | OM System M.Zuiko Digital ED 12-100mm f/4 IS PRO | Tamron Di III VC 28-300mm f/4-7.1 VXD | Sigma Art 17-40mm f/1.8 DC | Panasonic Leica DG Vario-Elmarit H-ES12035 | Sony E 18-135mm f/3.5-5.6 OSS | Canon RF 28-70mm f/2.8 IS STM |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Focal Length | 12-100mm | 28-300mm | 17-40mm | 12-35mm | 18-135mm | 28-70mm |
| Max Aperture | f/22 | f/4 | f/1.8 | f/2.8 | f/3.5 | f/2.8 |
| Mount | Micro Four Thirds | Sony E | Fujifilm X | Micro Four Thirds | Sony E | Canon RF |
| Stabilization | true | true | false | true | true | true |
| Weather Sealed | true | true | true | true | false | true |
| Weight (g) | 561 | 590 | 535 | 306 | 326 | 495 |
| AF Type | Autofocus | VXD linear motor | HLA (High-response Linear Actuator) | Autofocus | Linear motor | STM |
| Lens Type | zoom | zoom | zoom | zoom | zoom | zoom |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| 製品 | AF | Bokeh | Build | Macro | Optical | Aperture | Versatility | ユーザー評価 | Stabilization |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| OM System M.Zuiko Digital ED 12-100mm f/4 IS PRO | 53.9 | 14.1 | 64.9 | 55.6 | 96.4 | 22 | 96.7 | 61.4 | 96.4 |
| Tamron Di III VC 28-300mm f/4-7.1 VXD Compare | 97.7 | 83.6 | 62.9 | 83.2 | 96.3 | 71 | 97.9 | 50.7 | 79.4 |
| Sigma Art 17-40mm f/1.8 DC Compare | 53.9 | 97 | 67 | 72.3 | 96.6 | 95.4 | 75.8 | 94.1 | 34.4 |
| Panasonic Leica DG Vario-Elmarit H-ES12035 Compare | 53.9 | 86.7 | 83.8 | 49 | 86.2 | 88.4 | 80.5 | 86.2 | 96.4 |
| Sony E 18-135mm f/3.5-5.6 OSS Compare | 97.7 | 81.4 | 71 | 37.4 | 78 | 82.8 | 95.8 | 90.7 | 79.4 |
| Canon RF 28-70mm f/2.8 IS STM Compare | 84.7 | 86.7 | 70.4 | 41.6 | 83.9 | 88.4 | 77 | 53.6 | 98.4 |
価格
コストパフォーマンス
価格帯は店舗によって大きく異なり、$1400から$1934と534ドルもの開きがあります。最安値で手に入れられれば、この光学性能と防塵防滴、そして強力な手ブレ補正を考えれば十分にお買い得です。特に、複数の単焦点レンズや標準ズームと望遠ズームを持ち歩く手間を考えたら、この1本で済む経済性と機動力を評価しないわけにはいきません。ただし、高値で掴むとコストパフォーマンスは一気に悪化するので、購入前に価格比較は必須です。
Amazon 1件の価格 最安 €1,827
Price History
詳細情報
概要
このOM System 12-100mm f/4 IS PROは、私たちのデータベースで最も汎用性の高いズームレンズの一つです。汎用性スコアは97パーセンタイルと、ほぼトップクラス。24-200mm相当の焦点距離をカバーし、f/4の明るさを全域で維持します。つまり、広大な風景から中望遠のポートレートまで、レンズ交換なしで済んでしまう。光学性能も96パーセンタイルと、文句のつけようがないレベルです。3枚の非球面レンズと5枚のEDレンズが色収差を徹底的に抑え込み、Z Coating Nanoが逆光時のフレアやゴーストをシャットアウト。写りに関しては、このズーム域でここまでやるのか、と素直に感心します。
よくある質問
Q: 旧Olympusブランドの12-100mmと何が違うのですか?
光学設計やコーティング、手ブレ補正の性能に違いはありません。変更点はブランド名がOM Systemになったことだけです。中古でOlympusブランドを見つけても、写りや機能は同一なので安心してください。
Q: PanasonicのGHシリーズでも手ブレ補正とAFは使えますか?
はい、どちらも動作します。ただし、ボディとレンズの協調補正であるSync ISはOM System(旧Olympus)ボディでのみ有効です。Panasonic機ではレンズ単体の5段分の補正に頼ることになりますが、それでも十分強力です。
Q: 氷点下の環境でも使えますか?
メーカー公称では-10℃(14°F)までの動作が保証されています。IP53相当の防塵防滴性能も相まって、冬山や寒冷地での撮影にも十分耐えうる設計です。ただし、カメラボディ側の耐寒性能も事前に確認しておくことをお勧めします。
おすすめできない人
動体撮影がメインの人は、このレンズのAF性能(55パーセンタイル)にストレスを感じるでしょう。スポーツや野生動物、走り回る子供を撮るなら、よりAFが速く、望遠端の明るいレンズを選ぶべきです。また、ボケを重視するポートレート専門の方にも不向きです。f/4の7枚羽根では、背景をとろかす表現に限界があります。何より、マイクロフォーサーズで小型軽量を最優先する人にとって、561gは明らかに重い。パンケーキズームの気軽さを求めているなら、これは明らかにオーバースペックです。
総評
旅行と風景撮影のために生まれたようなレンズです。光学性能と手ブレ補正はデータが証明しており、96パーセンタイルという数字は伊達じゃない。防塵防滴も本格的で、少々の雨や砂埃では撮影を止める必要がありません。f/4という明るさは、夜の街並みや室内ではISOを上げる必要がありますが、最新のマイクロフォーサーズボディの手ブレ補正と組み合わせれば、大抵のシーンは手持ちで乗り切れます。レンズ交換のストレスから解放されたいなら、これが最適解です。