Dan Clark Audio Noire X
強化されたV-Planar平面磁界ドライバーとAMTS技術により、歪みを抑えつつ広大なサウンドステージとスムーズな高域を実現します。385gの軽量ボディと密閉型設計が、優れた遮音性と長時間の装着感を両立させています。スタジオモニタリング用途のスコアは低めですが、据え置き環境で緻密なディテールと明瞭な音場を求めるオーディオファイルに最適です。
概要
30秒まとめ
密閉型の常識をぶち壊すサウンドステージと解像度。ただし、据え置きアンプは絶対条件。本気のリスナー以外はお呼びじゃない。
メリットとデメリット
長所
- 密閉型とは思えない広大なサウンドステージ 96th
- V-Planarドライバーによる驚異的な解像度とスピード
- 長時間でも疲れにくいパッドと分散設計
- 付属ケーブルとキャリングケースの品質が高い
短所
- 本気で鳴らすには据え置きアンプが必須
- 高域が録音によっては刺激的に感じる
- 385gと長時間では重量を感じる
- イヤーパッドが接着式で交換が面倒
オーナーの声
ユーザーの声
購入者の評価が時間とともにどう変化したか
独自顧客が実際にレビューを書いた時期に基づいています。発売当初の高評価が続いたかどうかがわかります。
日付のある顧客レビュー 5 件を暦四半期ごとに集計しています。期間別の分析は英語です。
実証データ
パフォーマンス
最も驚かされたのは、密閉型とは思えないサウンドステージの広さだ。AMTSバッフルと新イヤーパッドの組み合わせが、音場を頭の外側へぐっと押し広げる。高域はユーザーから「やや刺激的」との声もある通り、解像度が高くエネルギッシュだ。録音の粗さは容赦なく暴くが、良い音源では息をのむほどの煌めきを見せる。低域はプラナーらしいタイトさとスピード感があり、量より質で勝負するタイプ。ただし、13Ω/94dBというスペックが示す通り、ポータブル機器直挿しでは本領を発揮できない。据え置きのヘッドホンアンプは必須だと考えてほしい。
スペック
全スペック一覧
Design
| Form Factor | over-ear |
| Open/Closed | closed |
| Weight | 0.4 kg / 0.8 lbs |
Audio
| Driver Type | planar magnetic |
| Impedance | 13 |
| Sensitivity | 94 |
Connectivity
| Wireless | No |
| Wired Connector | 3.5mm |
| Cable Length | 2 |
競合製品との比較
Sennheiser MOMENTUM 4はワイヤレスとANCが必要な日常使いの王者だが、純粋な音質とサウンドステージではNoire Xの足元にも及ばない。Bowers & Wilkins Px8 S2は高級感と音楽的な楽しさで迫るが、解像度と空間表現では一歩譲る。有線で据え置き環境が前提なら、Noire Xはこれらを完全に置き去りにする。逆に、外での使用やワイヤレス利便性を少しでも求めるなら、MOMENTUM 4かPx8 S2を選ぶべきだ。
| Spec | Dan Clark Audio Noire X | Sennheiser MOMENTUM 4 | Bowers & Wilkins Px8 S2 | Sony ULT WEAR WHULT900N/B | Bose QuietComfort Ultra 2nd Gen | JBL Live 770NC |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Form Factor | over-ear | over-ear | over-ear | over-ear | over-ear | over-ear |
| Driver Type | planar magnetic | dynamic | dynamic | dynamic | dynamic | dynamic |
| Driver Size (mm) | - | 42 | 40 | 40 | - | 40 |
| Impedance Ohms | 13 | 470 | - | 314 | 32 | 32 |
| Wireless | false | true | true | true | true | true |
| Active Noise Cancellation | - | true | true | true | true | true |
| Open Closed Back | closed | closed | closed | closed | closed | closed |
| Bluetooth Version | - | 5.2 | 5.3 | 5.2 | 5.4 | 5.3 |
| Battery Life Hours | - | 60 | 30 | 30 | 30 | 65 |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| 製品 | Anc | Mic | Build | Sound | Battery | Comfort | User Sentiment | Connectivity | ユーザー評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dan Clark Audio Noire X | 30.1 | 14.9 | 33.7 | 35.7 | 42.6 | 10.4 | 96.1 | 13 | 37.5 |
| Sennheiser MOMENTUM 4 Compare | 97.3 | 84.2 | 92 | 97.6 | 88.6 | 86.4 | 37.2 | 97.7 | 59.4 |
| Bowers & Wilkins Px8 S2 Compare | 97.3 | 99.3 | 95.7 | 99.4 | 71.1 | 50.1 | 86.8 | 97.3 | 97.5 |
| Sony ULT WEAR WHULT900N/B Compare | 97.3 | 84.2 | 75.9 | 94.9 | 71.1 | 50.1 | 69.7 | 98.9 | 83.2 |
| Bose QuietComfort Ultra 2nd Gen Compare | 91.9 | 77.4 | 97.1 | 46.2 | 71.1 | 50.1 | 86.8 | 99.7 | 83.2 |
| JBL Live 770NC Compare | 97.3 | 77.4 | 92 | 84.1 | 91.3 | 50.1 | 69.7 | 99.9 | 91.4 |
価格
コストパフォーマンス
価格帯は$1099からと、ハイエンドの入り口に位置する。この音をこの価格で手に入れられるなら、コストパフォーマンスは驚異的だ。ただし、まともなヘッドホンアンプを持っていないなら、その分の予算も計算に入れる必要がある。Amazonでの価格が最も安定しているが、$252137という異常値も見かけた。そんなぼったくりは無視して、正規販売店で買うべきだ。
詳細情報
概要
Dan Clark Audio Noire Xは、密閉型プラナーヘッドホンとしては異例の、広大でクリアなサウンドを実現した一本だ。AMTSテクノロジーと新設計のV-Planarドライバーが、閉じた空間にいることを忘れさせるほどの開放感とディテールを叩き出す。385gとやや重いが、音を聴いた瞬間にそんなことはどうでもよくなる。これは単なるリスニングツールじゃない。音楽に没入するための装置だ。
よくある質問
Q: スマホやPCに直挿しでも大丈夫?
やめておけ。13Ωと低インピーダンスだが能率が94dBと低めで、音量は取れても音が痩せてスカスカになる。据え置きのヘッドホンアンプがないなら、このヘッドホンの魅力は1ミリも引き出せない。
Q: 長時間つけていると重さが気になる?
385gは確かに軽くはない。ただ、ヘッドバンドの分散設計が優秀で、最初の1時間はまったく問題ない。2時間を超えると存在を意識し始めるが、音の良さが不快感を上回るというのがオーナーの本音だ。
Q: 開放型と比べて音場は狭い?
いいや、そこがこのヘッドホンの最大の魔法だ。AMTSテクノロジーのおかげで、下手な開放型より広く感じることすらある。密閉型であることを完全に忘れさせるわけではないが、その固定観念をかなり揺さぶってくる。
おすすめできない人
ポータブルプレーヤーやスマホで手軽にいい音を楽しみたいなら、これは完全にオーバースペックだ。据え置きアンプを導入する気がないなら、素直にSennheiser MOMENTUM 4やBose QuietComfort Ultraを買ったほうが幸せになれる。
総評
据え置き環境で、密閉型の遮音性と開放型のようなサウンドステージを両立したいなら、これは文句なしのベストバイだ。ポータブル用途やアンプなしで済ませたい人には絶対に向かないが、ちゃんと鳴らせばこの価格帯で敵うものはほとんどない。音の純度にこだわるリスナーへの、紛れもないラブレターだ。