Nothing Headphone Pro B175
LDACとハイレゾデュアル認証に対応したカスタム40mmダイナミックドライバーが、この価格帯で際立つ高解像度オーディオを実現する。最大50時間のANC再生と5分の充電で4時間再生できる急速充電は、長時間の使用を支える実用的な強みだ。有線接続も可能な本機は、コストを抑えつつ高音質ワイヤレスとマルチポイント接続を求める通勤・テレワークユーザーに最適である。
Snapshot
30秒まとめ
CMF by Nothing Headphone Proは、80ドルでLDAC、50時間ANC再生、空間オーディオを実現したコスパの鬼だ。サウンドはパンチの効いた楽しい音作りで、アプリでのカスタマイズ性も高い。ANCは価格帯では驚異的だが、Sonyのフラッグシップには及ばない。ビルド品質の安さとソフトポーチ付属は気になるが、予算1万円前後で最高の音楽体験を求めるなら、これが答えだ。
メリットとデメリット
Pros
- LDACとハイレゾ対応で、この価格帯では異例の高音質を実現 97th
- 50時間のANC再生は、週に一度の充電で済む安心感 94th
- アプリのEQとEnergy Sliderで、低音から高音まで細かく調整可能 93th
- マルチポイント接続で、PCとスマホをシームレスに行き来できる 87th
- 283gと軽量で、メモリーフォームのイヤーパッドが長時間の装着をサポート
Cons
- ビルド品質は34パーセンタイルと低く、所有感ではハイエンドに劣る
- 音量ホイールが6%刻みで、微妙なボリューム調整がしにくい
- ANCは高評価だが、不規則なノイズの遮断ではSony XM5に及ばない
- 付属ケースがソフトポーチで、バッグの中での保護に不安が残る
- スタジオ用途のスコアは63.3と低く、フラットなモニタリングには不向き
What owners think
ユーザーの声
購入者の評価が時間とともにどう変化したか
独自顧客が実際にレビューを書いた時期に基づいています。発売当初の高評価が続いたかどうかがわかります。
- Q1 202695/100
Q1 reviews are overwhelmingly positive. Buyers praise the sound, comfort, ANC, and value vs. premium brands; note slightly less bass than Bose and minor EQ learning curve.
- Great value for money compared to Sony XM4/5, Bose, Beats, and AirPods Pro.
- Comfortable, lightweight fit; over-ear design preferred to on-ear models.
- Excellent ANC and immersive sound, with customizable EQ via free app.
- Slightly less bass than Bose QC45; app EQ tutorials needed for best sound.
- Q4 202593/100
Buyers praise the premium build, excellent sound, and long battery life for the price. ANC is good but not top-tier. Minor gripes: no charging brick and flimsy carrying case.
- Excellent sound quality with deep bass and clean mids/highs, even for the price.
- Premium build with soft ear cushions, lightweight design, and intuitive controls.
- ANC is decent for isolating noise but not top-tier, especially without music.
- No charging brick included; carrying case is a soft pouch, not a hard case.
日付のある顧客レビュー 9 件を暦四半期ごとに集計しています。期間別の分析は英語です。
The proof
パフォーマンス
40mmダイナミックドライバーは、箱出しの状態でも十分に楽しめるが、本領を発揮するのはNothing XアプリでLDACを有効にした時だ。サウンドスコアは94パーセンタイルと、この価格帯では驚異的な数値を叩き出している。低音は深くパンチがあり、ベースラインが前に出てくる楽曲では身体に響くような迫力を感じる。中高音もクリアで、ボーカルが埋もれることはない。フラットなモニターサウンドではないが、Energy Sliderで低音と高音を自分好みにチューニングできるので、リスニングの自由度は高い。
ANCは40dBの適応型で、我々のデータベースでは98パーセンタイルに位置する。これは数値上は素晴らしいが、実際の体験はもう少し現実的だ。低域の一定騒音、例えば電車のゴーッという音やエアコンのハム音は非常に効果的に消してくれる。しかし、オフィスの会話のような不規則な中高域のノイズは、Sonyのフラッグシップ機ほど完璧にはカットできない。それでも、80ドルのヘッドホンとしては驚くほど健闘しており、ユーザーからも「価格帯では効果的」と評価されている。通勤や集中作業のお供としては全く問題ないレベルだ。
スペック
全スペック一覧
Design
| Form Factor | over-ear |
| Open/Closed | closed |
| Weight | 0.3 kg / 0.6 lbs |
| Ear Cushion | memory foam |
Audio
| Driver Type | dynamic |
| Driver Size | 40 |
| Hi-Res Audio | Yes |
| Codecs | LDAC |
| Surround | Spatial Audio |
Noise Control
| ANC | Yes |
| ANC Type | Adaptive |
| Transparency | Yes |
Connectivity
| Wireless | Yes |
| Bluetooth | 5.4 |
| Multipoint | Yes |
| Wired Connector | 3.5mm |
Battery
| Battery Life | 50 |
| Fast Charging | 5 mins for up to 4 hrs of playtime |
| Charging | USB-C |
Microphone
| Microphone | Yes |
| Mic Count | 3 |
| NC Mic | Yes |
| Boom Mic | No |
Features
| Voice Assistant | Google Assistant |
| App | Nothing X |
競合製品との比較
最大のライバルはSony ULT WEAR WHULT900N/Bだ。Sonyはブランド力と、より洗練されたANC、そしてULTボタンによる強烈な低音ブーストが武器になる。しかし価格は2倍以上で、LDACも非対応だ。純粋なコスパではCMFに分がある。Sennheiser MOMENTUM 4は音質とビルド品質で明確に上を行くが、300ドルという価格は予算重視のユーザーには手が届かない。JBL Live 770NCは価格も機能も近いが、バッテリーとサウンドカスタマイズの幅でCMFがリードする。
Soundcore Life Q20はさらに安いが、サウンドもANCも数段劣る。逆に、TOZO HT3は価格も近くLDACも非対応ながら、低価格帯では善戦している。ただ、アプリの完成度やブランドのデザイン性ではCMFが一歩抜きん出ている。結局のところ、80ドルでLDACとこのANC性能を求めるなら、Headphone Proはほぼ唯一無二の存在だ。予算を少し上げてでもビルド品質とブランド安心感を取るならSony、音質に妥協したくないならSennheiserという住み分けになる。
| Spec | Nothing Headphone Pro B175 | Bowers & Wilkins Px8 S2 Px8 S2 | Sony WH-1000XM6 WH-1000XM6 | Sennheiser Momentum MOMENTUM 4 | JBL Live 770NC | TOZO HT3 HT3 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Form Factor | over-ear | over-ear | over-ear | over-ear | over-ear | over-ear |
| Driver Type | dynamic | dynamic | dynamic | dynamic | Dynamic | dynamic |
| Driver Size (mm) | 40 | 40 | 30 | 42 | 40 | 40 |
| Impedance Ohms | - | - | 48 | 470 | 32 | 16 |
| Wireless | true | true | true | true | true | true |
| Active Noise Cancellation | true | true | true | true | true | true |
| Open Closed Back | closed | closed | closed | closed | closed | closed |
| Bluetooth Version | 5.4 | 5.3 | 5.3 | 5.2 | 5.3 | 6.0 |
| Battery Life Hours | 50 | 30 | 30 | 60 | 65 | 90 |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| Product | Anc | Mic | Build | Sound | Battery | Comfort | User Sentiment | Connectivity | Social Proof |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Nothing Headphone Pro B175 | 97.4 | 82 | 33.9 | 93.6 | 82.8 | 65.1 | 87.2 | 92.7 | 83.1 |
| Bowers & Wilkins Px8 S2 Px8 S2 Compare | 97.4 | 99.3 | 95.8 | 99.4 | 71.3 | 50.1 | 87.2 | 97.4 | 97.4 |
| Sony WH-1000XM6 WH-1000XM6 Compare | 97.4 | 90.7 | 92.2 | 89.7 | 71.3 | 79 | 0 | 99.7 | 83.1 |
| Sennheiser Momentum MOMENTUM 4 Compare | 97.4 | 84.3 | 76.4 | 94.8 | 88.8 | 79 | 70 | 99.2 | 55.6 |
| JBL Live 770NC Compare | 97.4 | 77.7 | 97.2 | 84.4 | 91.4 | 50.1 | 70 | 99.9 | 91.4 |
| TOZO HT3 HT3 Compare | 87.1 | 84.3 | 95.8 | 98.9 | 96.9 | 50.1 | 96.2 | 96.4 | 91.4 |
Price
コストパフォーマンス
価格は63ドルから15800ドルと、ベンダー間で異常なほどの開きがある。これは明らかに一部の出品者が法外な値を付けているだけで、実勢価格はAmazonでの80ドル前後だ。この80ドルという数字が、この製品の全てを物語っている。LDAC、50時間のANC再生、空間オーディオ、マルチポイント接続。これだけの機能を詰め込んで80ドルは、率直に言ってバーゲンだ。コストパフォーマンスはユーザー評価でも最も称賛されているポイントで、我々のデータでも「コスパ最強」の声が圧倒的だ。
比較対象として、Sony ULT WEARは低音特化で200ドル近く、Sennheiser MOMENTUM 4は音質でリードするが300ドル超えだ。Headphone Proは、これらの半額以下で彼らの8割の体験を提供する。予算を最優先するなら、TOZO HT3のようなさらに安い選択肢もあるが、LDACやアプリの完成度ではこちらに軍配が上がる。80ドルでこれ以上の総合パッケージを見つけるのは難しい。
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概要
CMF by NothingのHeadphone Pro B175は、予算重視のオーディオファンにとって、ここ数年で最も興味深い選択肢の一つだ。80ドル前後でLDACとハイレゾ認証を引っ提げて登場し、SonyのXM4やXM5といった2倍以上するモデルに真っ向から勝負を挑んでいる。スペックシートを見る限り、これは単なる「安かろう悪かろう」のコピー商品ではない。50時間のANC再生、カスタマイズ可能なEQ、そして空間オーディオまで詰め込んで、価格破壊を狙っている。
このヘッドホンが誰のためのものかは明確だ。最高のノイキャン性能やスタジオ品質のフラットな音を求めるピュアオーディオマニア向けではない。むしろ、通勤中やカフェでの作業中に、パンチの効いた楽しいサウンドと十分な静寂を手頃な価格で手に入れたい人向けだ。デザインもNothingらしい遊び心があり、ライトグリーンのようなポップなカラーは、黒一色の世界に飽きた人には新鮮に映るだろう。
ただ、この価格で全てが完璧なわけがない。ビルド品質は34パーセンタイルと、我々のデータベースの中では明らかに弱点だ。付属品がハードケースではなくソフトポーチだったり、音量調整が6%刻みだったりと、細かい部分でコストダウンの痕跡が見える。しかし、ユーザー評価4.5/5が示すように、多くの人はそのトレードオフを喜んで受け入れている。音と機能にお金を集中させた、実に賢い製品だ。
よくある質問
Q: LDACはデフォルトで有効ですか?バッテリーへの影響は?
いいえ、LDACはデフォルトではオフです。Nothing Xアプリの「デバイス設定」から手動で有効にする必要があります。LDACをオンにすると高音質ワイヤレス再生が楽しめますが、バッテリー消費は増えます。50時間のANC再生はAACコーデック使用時の数値で、LDAC使用時はこれより短くなることを想定しておいてください。
Q: マルチポイント接続はどうやって設定しますか?
デュアルデバイス接続はデフォルトではオフで、Nothing Xアプリから有効にする必要があります。オンにすると、例えばノートPCでの会議が終わった直後にスマホの着信にシームレスに切り替えられます。ただし、この機能を有効にするとバッテリー消費が増える点には注意してください。
Q: 通話品質はどうですか?騒がしい場所でも使えますか?
3つのHD ENCマイクを搭載しており、マイクスコアは82パーセンタイルと良好です。アルゴリズムが周囲のノイズを効果的に抑えるので、カフェやオープンオフィスでもあなたの声はクリアに届きます。ただ、風の強い屋外では、物理的な風切り音までは完全に消せないことがあります。
Q: 長時間の装着は本当に快適ですか?
283gとこのクラスでは標準的な軽さで、メモリーフォームのイヤーパッドが圧力を分散します。ただし、快適性スコアは65パーセンタイルと平均的で、最初は側圧が強めに感じるかもしれません。メーカーも「数日で頭の形に馴染む」と説明しており、ユーザーからも概ね好評ですが、頭が大きい方は試着をおすすめします。
おすすめできない人
音楽制作やミキシングをするクリエイターは、このヘッドホンをメインモニターとして使うべきではない。スタジオスコアは63.3と低く、低音が強調されたサウンドシグネチャーは正確な判断を曇らせる。フラットな特性が必要なら、オーディオインターフェースと有線のモニターヘッドホンに投資しよう。また、飛行機での出張が多いビジネストラベラーも、ANCの性能差を考慮すべきだ。エンジン音のような低域ノイズはよく消えるが、Sony XM5のようなフラッグシップ機と比べると、全体の静寂感では一歩譲る。静寂を最優先するなら、予算を上げてSonyかBoseを選んだ方が後悔しない。
総評
通勤や在宅勤務のBGM用に、楽しくて機能的なワイヤレスヘッドホンを探しているなら、これはイチオシだ。80ドルで手に入る体験としては間違いなくトップクラスで、LDAC対応はこの価格帯では反則に近い。低音好きならEnergy Sliderでブーストすればいいし、クリアなボーカルを楽しみたいならフラット寄りにもできる。この柔軟性が、多くのユーザーを満足させている理由だろう。
一方で、音楽制作やクリティカルリスニングに使うのはおすすめしない。スタジオスコア63.3が示す通り、フラットなモニタリングには不向きだ。また、所有する喜びを重視する人、つまり手に取るたびに高級感を感じたい人も、ビルド品質のチープさにがっかりするかもしれない。そういう人は素直にSonyかSennheiserのフラッグシップを選ぶべきだ。でも、「いい音で音楽を聴きたい、予算は1万円前後」という大多数の人にとって、これは間違いなく買いだ。