Sony E SELP16502 16-50mm
{ "review": "24-75mm相当の焦点域、非球面4枚とED1枚の光学設計がシャープな像を結び、107gの軽量ボディに静音電動ズームと光学手ブレ補正を内蔵。対応ボディではブリージング補正も働き、手持ち動画のフォーカス変動を抑制する。野生動物・スポーツは不得手だが、日々のスチルとムービーを軽快に撮る旅行者やVloggerに適する。" }
Snapshot
30秒まとめ
107gの超軽量ボディに24-75mm相当の画角、光学手ブレ補正と防塵防滴を詰め込んだソニーのキットレンズ。画質は平均的で暗いレンズだが、この携帯性は他の追随を許さない。キット購入なら実質100ドル台で手に入るコスパの良さも魅力。日常スナップと旅行のお供に最適な一本。
メリットとデメリット
Pros
- 107gという驚異的な軽さと沈胴時の薄さで、携帯性は最高クラス 98th
- 防塵防滴仕様で、このサイズのキットレンズとしては珍しくタフ 84th
- パワーズームは動画撮影時に滑らかで、ズーム音も静か 81th
- 光学手ブレ補正が効き、暗めのレンズの弱点をうまく補っている 80th
- 24-75mm相当の画角は日常の9割をカバーする万能さ
Cons
- 開放F3.5-5.6は暗く、室内や夜景ではISO感度が跳ね上がる
- 周辺部の解像感が甘く、風景の細部描写にはやや不向き
- マクロ性能が低く、食べ物や小物の寄り撮りは苦手
- AF速度は平均的で、動体撮影では歩留まりが落ちる
- ズームリングの感触が軽すぎて、厳密な画角調整がしづらい
What owners think
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The proof
パフォーマンス
光学性能は63パーセンタイルと、可もなく不可もなく、といったところです。中央の解像感は、特にF8あたりまで絞ればAPS-C機の2400万画素クラスなら十分実用的です。ただ、周辺部は開放だと少し甘さが目立ちます。EDレンズ1枚と非球面レンズ4枚を使った9群8枚の構成は、逆光時のフリンジをそこそこ抑えていますが、パープルフリンジが完全に消えるわけではありません。
オートフォーカスは55パーセンタイルと平均的。静止画では必要十分な速度ですが、動きの速い被写体を連写で追うような場面では、タムロンやシグマの新しいレンズに比べるとワンテンポ遅れを感じます。手ブレ補正は81パーセンタイルと優秀で、シャッタースピード換算で3段分くらいは稼げている実感があります。動画の手持ち撮影でも、小さな揺れをうまく吸収してくれます。
スペック
全スペック一覧
Optics
| Type | zoom |
| Focal Length Min | 16 |
| Focal Length Max | 50 |
| Elements | 9 |
| Groups | 8 |
| Aspherical Elements | 4 |
| ED Elements | 1 |
Aperture
| Max Aperture | f/3.5 |
| Min Aperture | 3.5-5.6 |
| Constant | No |
| Diaphragm Blades | 7 |
Build
| Mount | Sony E |
| Format | APS-C |
| Weather Sealed | Yes |
| Weight | 0.1 kg / 0.2 lbs |
| Filter Thread | 41 |
AF & Stabilization
| AF Type | Autofocus |
| Stabilization | Yes |
Focus
| Min Focus Distance | 250 |
| Max Magnification | 0.215x |
競合製品との比較
最も直接的なライバルは、ニコンのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRです。こちらも沈胴式で軽量、Z50などとのキットレンズとして人気があります。ニコンは望遠端が50mmと少し短い代わりに、沈胴時の薄さではソニーをわずかに上回ります。ただ、防塵防滴はソニーに軍配が上がり、小雨の日のスナップならSELP16502の方が安心感があります。
もう一つ、タムロンのDi III 28-75mm f/2.8 VXD G2は全く別の方向性です。フルサイズ用で大きく重いですが、F2.8通しの明るさとシャープな描写はこのソニーとは比べ物になりません。本格的に写真を撮りたいならタムロン、とにかく身軽に持ち歩きたいならソニー、という明確な住み分けです。ビルトロックスのAir 15mm F1.7は単焦点で画角が全く違い、広角スナップ専用のサブレンズとして考えるべきでしょう。
| Spec | Sony E SELP16502 16-50mm | Sigma Contemporary 16-300mm f/3.5-6.7 DC OS | Tamron Di III-A 18-300mm f/3.5-6.3 Di III-A VC VXD | Nikon NIKKOR AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR | Panasonic LUMIX S S-R28200 | Canon EF-S 18-135mm f/3.5-5.6 IS USM |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Focal Length | 16-50mm | 16-300mm | 18-300mm | 16-85mm | 28-200mm | 18-135mm |
| Max Aperture | f/3.5 | f/3.5 | f/3.5 | f/3.5 | f/4 | f/3.5 |
| Mount | Sony E | Sony E | Fuji X | Nikon F | L-Mount | Canon EF-S |
| Stabilization | true | true | true | true | true | true |
| Weather Sealed | true | true | false | false | true | false |
| Weight (g) | 107 | 615 | 92 | 59 | 413 | 515 |
| AF Type | Autofocus | HLA | VXD linear motor | AF-S | Autofocus | STM |
| Lens Type | zoom | zoom | zoom | zoom | macro | zoom |
| Compare | Compare | Compare | Compare | Compare |
| Product | Af | Bokeh | Build | Macro | Optical | Aperture | Versatility | Social Proof | Stabilization |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Sony E SELP16502 16-50mm | 55.1 | 77.8 | 97.6 | 34.9 | 63.2 | 79.6 | 83.5 | 78 | 80.7 |
| Sigma Contemporary 16-300mm f/3.5-6.7 DC OS Compare | 55.1 | 86.4 | 57.6 | 86.7 | 98.9 | 79.6 | 99.6 | 78 | 99 |
| Tamron Di III-A 18-300mm f/3.5-6.3 Di III-A VC VXD Compare | 98.2 | 77.8 | 96.2 | 88.6 | 73.5 | 79.6 | 99.2 | 83.1 | 80.7 |
| Nikon NIKKOR AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR Compare | 55.1 | 77.8 | 98.5 | 59.9 | 64.2 | 79.6 | 94.2 | 88.1 | 92.3 |
| Panasonic LUMIX S S-R28200 Compare | 55.1 | 80.6 | 73.5 | 71.5 | 91 | 74.2 | 95.6 | 62.6 | 99.4 |
| Canon EF-S 18-135mm f/3.5-5.6 IS USM Compare | 86.1 | 77.8 | 45.8 | 32.9 | 79.2 | 79.6 | 96 | 78 | 92.3 |
Price
コストパフォーマンス
このレンズの価格は、販売店によって130ドルから77197ドルまでと、とんでもない開きがあります。もちろん後者はバンドル品や誤表記の類でしょうが、単品の相場はおおむね150ドルから300ドルの間に収まります。キットレンズとしてボディとセットで買うのが最もコスパが良く、実質100ドル前後で手に入ることも。
単品で買う場合でも、この携帯性と防塵防滴、手ブレ補正を備えたレンズが200ドル前後なら十分お買い得です。ただし、中古市場には旧型のSELP1650が大量に出回っており、光学系はほぼ同じでさらに安い。II型を選ぶ最大の理由は、防塵防滴とパワーズームの改良が必要かどうか、という点に尽きます。
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概要
ソニーのE PZ 16-50mm f/3.5-5.6 OSS II、通称「キットレンズ」は、小ささが最大の武器です。沈胴式で電源オフ時は約31mmまで薄くなり、重さはたったの107g。APS-Cのα6000シリーズに付けておけば、カバンに放り込んでも全く邪魔になりません。24-75mm相当の画角は、旅行のスナップからちょっとした動画まで、日常のほとんどのシーンをカバーします。
このレンズの面白いところは、そのサイズ感に反して光学手ブレ補正(OSS)と防塵防滴を詰め込んでいる点です。小雨程度なら気にせず使えるし、動画撮影時のパワーズームの滑らかさは、このクラスではなかなか見つからない美点です。私たちのデータベースでは、ビルドクオリティが98パーセンタイルと、同タイプのレンズの中でほぼトップクラス。この価格帯でここまで作り込まれているのは正直驚きです。
とはいえ、これは明るさやボケ味を追求するレンズではありません。開放F値は3.5から5.6と、暗所ではISOが上がりがちです。マクロ性能も35パーセンタイルと苦手分野がはっきりしています。でも、それを理解した上で「とにかく軽くて小さい標準ズームが欲しい」という人には、これ以上ない相棒になるでしょう。
よくある質問
Q: このレンズはフルサイズ機(α7シリーズ)でも使えますか?
物理的には装着できますが、APS-C専用設計のため、フルサイズ機では自動的にクロップモードになり、画素数が約半分に低下します。例えばα7IIIなら約1000万画素相当になるので、緊急用としては使えても常用はおすすめしません。フルサイズ機にはFE 28-60mm f/4-5.6などの小型ズームを検討してください。
Q: 旧型のSELP1650と何が違うのですか?
光学系はほぼ同じですが、II型では防塵防滴仕様が追加され、パワーズームの制御も改良されています。また、外装の質感が少し上がっています。中古で旧型が安く手に入るなら、防塵防滴が不要であれば旧型でも十分満足できるでしょう。
Q: 動画撮影時のズーム音は気になりますか?
パワーズームの動作音は非常に静かで、内蔵マイクでもほとんど拾わないレベルです。静かな室内でズームを高速動作させると「シュー」という微かな音が入ることがありますが、外部マイクを使うか、ズーム速度を遅く設定すればまず問題になりません。
Q: このレンズ一本で旅行は足りますか?
24-75mm相当の画角は、風景からスナップ、ちょっとしたポートレートまでカバーできるので、荷物を減らしたい旅行には最適です。ただし、夜景や室内の撮影が多いなら、明るい単焦点レンズ(例えばSIGMA 30mm F1.4 DC DN)をサブで持っていくことをおすすめします。
おすすめできない人
ボケ味を重視するポートレート撮影や、星景写真のような暗所撮影がメインの人は、このレンズを選んではいけません。開放F値が暗く、7枚羽根のボケも可もなく不可もなくで、被写体を浮かび上がらせる力は弱いです。代わりにシグマのF1.4単焦点シリーズか、タムロン17-70mm F2.8 Di III-A VC RXDのような明るいズームを検討すべきです。
また、マクロ的な寄り撮りを楽しみたい人にも不向きです。最大撮影倍率0.215倍、最短撮影距離25cmでは、花のしべやアクセサリーの細部を大きく写すことはできません。そういう用途には、タムロンの広角マクロレンズか、素直に専用マクロレンズを買いましょう。
総評
このレンズは「カメラを持ち出す頻度を上げる」ためのレンズです。α6400やZV-E10にこれを付けっぱなしにしておけば、カバンに入れない理由がなくなります。画質にこだわって大きく重いレンズを買った結果、結局スマホで済ませてしまう、という経験がある人にこそ刺さる一本です。旅行、家族写真、ちょっとしたVlogに最適です。
逆に、星景写真やポートレートで背景を大きくぼかしたい人、あるいは作品としての画質を追求する人には全く向きません。そういう用途なら、単焦点レンズかF2.8通しの標準ズームに最初から投資すべきです。このレンズはあくまで「いつでも持ち歩ける万能レンズ」であり、その役割においてはソニーのAPS-Cシステムで最も賢い選択の一つです。